プライバシーポリシー

門信徒の個人情報保護について

- はじめに -
 私たちの教団は、阿弥陀如来のご本願に導かれた宗祖親鸞聖人の同朋精神を本義とした同朋教団として、「御同朋の社会」をめざしています。「御同朋の社会」とは、あらゆる『いのち』の尊厳が保障される社会のことです。社会の中にある偏見と差別の現実を直視し、それらに向き合い、なくしていくことは、「御同朋の社会」をめざす具体的な歩みとなります。その一歩として、私たちは真宗寺院における「個人情報保護指針」を作成しました。
 この指針は、「過去帳等開示問題」の反省から、寺院(僧侶)には日常の宗教活動で得た門信徒のプライバシーを尊重し、宗教者としての守秘義務があることを再確認するとともに、あわせて寺院活動に関与する者(僧侶や門信徒)が、『個人情報保護法』上に規定された「個人情報」を適正に取り扱うことによって、お互いの「いのちの尊厳」を守り、さらなる相互信頼を深めることを目的としています。
 ここに、個人情報取り扱いの責任者(住職)として、門信徒の皆様にご理解をいただきたく「個人情報保護指針」を公示いたします。
 同じ同朋精神に生きる念仏者として、この指針を一人ひとりが大切に受け止めていただき、一人ひとりのいのちの尊厳を大切にしながら、これからも寺院活動にいそしみ「御同朋の社会」をめざしてまいりましょう。
 なお、この指針は安芸教区沼田組内寺院の中で、趣旨に賛同した寺院の共通指針であることを申し添えます。

合掌

私たちの個人情報保護指針

1.個人情報保護方針

私たちは、以下のとおり個人情報保護指針を定め、個人情報保護の仕組みを構築し、関係者に個人情報保護の重要性の認識と取り組みを徹底させることにより、個人情報の保護を推進致します。

2.関係法令・ガイドライン等の遵守、並びに各寺院による取り扱い規定の制定

私たちは、保有する個人情報に関して適用される法令およびガイドライン等を遵守し、個人情報の適正な取り扱いを行います。なお各寺院における個別具体的な個人情報の取り扱いについては、その歴史性や習慣を尊重して、寺院ごとに、「個人情報保護の取り扱い」を必要に応じて明示することとします。

3.個人情報の利用目的について

私たちは、宗教活動やこれに付随する活動を行うにあたり、門信徒の住所、氏名、郵便番号、電話番号、FAX番号、メールアドレス等の個人情報をお預かりします。これらの個人情報は、不正な取得をすることなく、次の目的で利用します。これらの目的以外で利用する場合には、あらかじめご本人の同意を得ることとします。
利用目的
・法要儀式・行事等の案内を通知するため
・教義を広めるための寺報や冊子、刊行物等を、門信徒に発送するため
・年回忌等の法要儀式についての連絡のため
・教化研修活動(総代、仏婦、仏壮、日校などの活動)を推進するため
・門信徒が組織する実行委員会等の事業を推進するため
・宗派の規定に則り、報告寺務を行うため

4.個人情報の共同利用について

私たちは、門信徒の個人情報を、他の事業者(墓石や葬祭、仏具などの業者)と共同して利用することはしません。

5.個人情報の第三者提供について

私たちは、次のいずれかに該当する場合を除き、あらかじめご本人の同意を得ることなく個人情報を第三者に提供しません。
・法令に基づく場合
・人の生命、身体または財産の保護に必要な場合であって、本人の同意を得ることが困難な場合
・公衆衛生の向上、児童の健全な育成に必要な場合であって、本人の同意を得ることが困難な場合
・法令で定める国や地方公共団体等の要請に協力する必要がある場合

6.安全管理措置に関する事項

私たちは、個人情報の正確性及び安全性確保のために、常に情報技術の進展に伴う情報漏えい防止のために、お互いに協力し、情報交換や研修などを通じて、万全な対策を講じます。

7.本人の照会

私たちは、門信徒がご本人の個人情報の照会・修正・削除などをご希望される場合には適切に対応いたします。ただし、ご本人であることを確認させていただくことがあります。

8.法令、規範の遵守と見直し

私たちは、保有する個人情報に関して適用される日本の法令、その他規範を遵守するとともに、必要があれば本指針の内容を適宜見直し、その改善に努めます。